中世の街並みとビールの都、ミュンヘン
ミュンヘンといえばビール。もちろんそのイメージは間違っていませんが、ミュンヘンの魅力はそれだけではありません。ヨーロッパ最古の工房が生み出す マイセン あり、 バウムクーヘン 発祥の店あり、サッカーのアリアンツ・アレーナあり。1度の旅行では見切れないミュンヘンの見所をご紹介します。
まずはやっぱりビール
ビール離れが進んでいると言われるものの、年間1人当たり110リットルのビールを消費する国ドイツ。ミュンヘンのあるバイエルン州は、ドイツのビール醸造所の半数以上が集まるビールの都。ミュンヘンから鉄道で20分ほどの距離にある世界最古のビール醸造所ヴァイエンシュテファンでは、15人以上の団体で事前予約するとガイドツアーも実施してくれます。1人で行っても併設のビアホールで出来立てのビールが楽しめますよ。
観光のついでにビアホール体験するなら、マリエンプラッツ駅近くの ホーフブロイハウス へどうぞ。400年の歴史があるミュンヘン一有名なビアホールで、通常のビールは1リットルのジョッキで出てきます。9時開店なので朝イチで行って、白ソーセージやプレッツェルを楽しむのも良いでしょう。
日本でなじみのない白いソーセージ、 ヴァイスヴルスト は、燻さずに茹でるメニューのため冷蔵庫のない時代は日持ちがしなかったそうで、早朝に作って正午までに食べるのが決まり。そのため今でも午前中しか提供しないお店が多いです。縦に切り込みを入れ、身を皮から外して中の柔らかいお肉だけを食べてください。
ビアホール近くのホテルプラッツルに滞在すれば、マリエン広場も徒歩5分圏内で観光に便利。部屋も収納が多くて清潔です。
歩いて楽しい、旧市街散策
中世の雰囲気漂うミュンヘンの見所はマリエン広場周辺に集まっていますので、歩いて見学しましょう。まずはカールスプラッツ駅から出発です。カールス門から マリエン広場 までは歩行者天国なので安心して歩けますよ。おみやげ購入に欠かせないデパート、オーバーポーリンガーでドイツブランドを下見しつつ、ミヒャエル教会、フラウエン教会を見学しながらマリエン広場に到着。ここではぜひ11時、12時、17時(冬季は昼の2回だけ)に音楽とともに32体の人形が動く仕掛け時計をチェックしてください。
今度はマリエン広場からオデオン広場に向かいます。このルートも歩行者天国。クロイツカムでバウムクーヘンを購入し、レジデンツを見て、バイエルン王家の華やかな暮らしぶりに圧倒されます。オデオン広場まで来たら、オデオンスプラッツ駅から鉄道に乗れば、1駅で出発点のカールスプラッツ駅に戻れます。
カールスプラッツ駅近くに宿泊するなら重厚感あふれるエクセルシオールが一押し。
中央駅を起点とするなら、ビールの祭典 オクトーバーフェスト の会場に近いアートホテルや、5つ星ホテルソフィテル ミュンヘン バイヤーポストなどがおすすめです。
いざ、ロマンティック街道へ
全長350kmもある ロマンティック街道 。何日もかけてツアーで巡るのも良いですが、時間がない人にはハイデルベルクとニュルンベルクだけ巡るショートトリップという手がありますよ。ミュンヘンから出発して1泊2日で帰って来ることが出来ます。
美しい街並みに、おいしいビールとスイーツが楽しめるミュンヘンは新婚旅行にもピッタリ。ぜひ大切な人と訪れてください。